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「哀れみの女刑事」第17話 新たな疑惑

第17話 新たな疑惑

 そして、夕方になると沙羅に連れられて建物に入って行くと「ここは酒場みたいね」ガヤガヤ騒ぎながら酒を飲んでいる。
「面白い事って、これがですか?」
「違うわよ、もうすぐ始まるから待って!」その言葉通りに、歓声が上がる中、女性3人が現れたが顔は無表情だ。

 「希望者は?」一斉に手が上がる。
「よし。好きなようにしろ!」その言葉で男達が女に襲いかかった。
「レイプよ、レイプしている!」貴子が叫ぶと「レイプね。そう取れるかも」平然という。

 「違うんですか?」
「種付けよ。妊娠させるのが目当てなの」
「そんな、相手が誰だかわからないじゃないのよ」
「相手なんか、どうでもいいの。産めばいいのよ」沙羅の言葉に返す言葉がなく、見守っていると全裸にされ、四つん這いにされていく。

 (何よ、お尻に焼き印がある!)よく見ると、3人の尻には見覚えのある印が付いていた。
(そんな、家畜と同じだなんて…)ブルブル震えながら見ていると、下半身丸出しになった男にも焼き印が押されてあった。

 「見えたでしょう、奴隷の印よ。ここで一生働くの」
「それで、産んだ子はどうなるのですか?」
「世界は広いの。子供が欲しい人は五万といるのよ」
「ま、まさか、売り飛ばしているのでは…」
「それ以上、言わない方がいいわよ。あなた達が、ああならないためにも」沙羅の言葉に、それ以上は言えない。

 3人は黙り込むが、女は「あ、ああ、あ~」悲鳴とも喘ぎ声とも取れる声を上げていた。
それには「沙羅さん、もう見たくもない…」本心からだった。
「まだ、終わってないわよ。もうすぐ出るから…」沙羅は帰ろうとはしない。
仕方なく見ていると「やった~!」歓声と共に淫裂から白い液体が流れ出した。

 「次は俺だ!」その淫裂に、また肉竿が押し込まれていく。
(見たくもない、こんな残酷な事…)項垂れてみていると「わかった、帰るわよ。その代わり、今夜は私と一緒に寝るのよ」勝手に決めて、無理矢理抱かれた。

 それから数日が過ぎ、3人は自由に島の中を回っているが、小華は時々、別行動を取っていた。
貴子と良子は気になったのか、後を付けると物陰で男と抱き合っている。
(見て、確か、殴られていた男よ)
(そうよ、あの男とどういう関係があるのかしら?)2人は遠くから見守っていた。

 そんな中、この人工島を提案した福崎代議士が視察に訪れ、案内役として麗華が担当している。
福崎は麗華から細々と話を聞くと、休憩と称して2人きりになった。
すると「合いたかった!」夫でもあるかのように福原のズボンを下げだす。
「俺だってそうだよ」福原も麗華の服を脱がせていく。

 「夫とは、あれからしてないわ。あなたのために…」
「そうか、よく我慢できたな。褒美に、一杯だしてやるからな」麗華を裸にすると抱きついた。
「入れて、あなたが欲しいの…」淫裂に肉竿が入っていく。
「麗華、気持ちいいよ、お前とするが一番だ」
「私もよ。レズはその場しのぎだけ…」2人は愛を確かめるかのように、ゆっくりと登り詰めて胎内に噴射し、それが済むとまた話し出した。

 「麗華、どれ位溜まった?」
「7億よ。もう少しであなたの希望額になるわ」
「頼んだぞ。何せ、政治は金がかかってな」
「わかっています。それに、返品もかなり好調です」
「そうか、好調か。だが、一気にやるなよ。少しづつやれ。公安もうるさいし」

 「わかりました。今度は何時してくれますか?」
「当分は無理だな。選挙が終わったら料亭でどうだろう」
「約束ですよ」
「任せろ。それより、厳重にしろ。警察が動き出したという情報もあるし」福崎は麗華に指示して視察を終えて島から出ていったが、極秘の密会を聞いていた男がいた。
「やはり後ろは福崎か。もっと証拠を掴まないと」目を輝かせていた。

 3人が島に来てから。もう3ヶ月が過ぎようとしていた。
「良子、小華を知らない?」
「知らないわ。もしかして…」2人は急いで服を着込むと探し回り、建物の陰に入ると、小華が男と抱き合っていた。
(見て、セックスよ、セックスしている!)今回はいつもと違って乳房を露わにし、淫裂を肉竿で突かれている。

 (何言っているのかしら。若林だけはわかったけど…)
(私に聞かないで。中国語なんて無理なんだから)見守るしかない。
その前で、小華は別れを惜しみ、夫婦の愛を誓い合うかのように「あ、あ、あ~!」声を上げ乳房を揉まれている。
(行こう、見たって仕方ないし)2人はそこから離れて戻った。 暫くして、小華も戻ったが落ち着かない様子で(誰よ、あの男は誰なのよ!)問いつめたいが、叶わぬ事だ。

 翌日、3人はけたたましい音で起こされた。
「島抜けだ。島抜けした奴がいるぞ!」建物の中に声が響いている。
その声の主である男に「島抜けって、ここからどうやって行くのよ」良子が聞いた。
「泳ぐんだよ。でも、無理なんだよな。ここの海流は沖に向かって流れるから遠ざかっていくんだ」

 「それじゃ、放って置いてもいいんじゃないのよ」
「そうは行かないよ。わかっていても捜さないと、こっちの責任が問われるんだ!」そう言うと建物から出ていく。
「行こうよ。どうなるのか見たいし」貴子と良子は服を着ていくが、小華は泣いており、祈るように手を合わせている。
(もしかして、あの男では?)2人は悟ったが、気づかれない振りをして外に出て海を見つめた。

 「見て、船が走り回っている…」10隻程が陸地と島を往復している。
「この様子だと無理よね。きっと、土左衛門だわ」
「そうかもね、所詮無理なのに」2人が話していると「そうなのよ、逃げたって無駄なのよ」沙羅が肩を抱いた。

 「沙羅さん、もし掴まったらどうなるの?」
「生きてはいられないの。必ず始末されるわ。女の場合は外国に売られるけど、男は殺されるの」沙羅の話に沈黙してしまった。

 それから数日が過ぎたが、小華は相変わらず元気がない。
「小華、元気出すのよ」励まそうと島を散歩していると10数隻の船が近づいてきた。
「貴子見て、あの船のマークを!」
「海上保安庁だ。それに、自衛艦まで!」

 「ガサ入れよ。大がかりなガサ入れよ!」興奮しながら戻ると「手伝うのよ、これを海に棄てるよ!」手下が段ボール箱を運び出していく。
(貴子、やるわよ)
(勿論よ、行くわよ、良子!)頷くと、運ぼうとしている手下に殴りかかった。

 「何やっているのよ、警察が来るのよ」ヒステリックに沙羅が叫んだ。
「警察は、もう来ているわよ!」
「そうよ。もう来てるのよ」
「スパイね、スパイだったんだ!」
「そうよ、それは棄てさせないわ」

 「かまわないわ。殺してでもいいから、箱を棄てるのよ!」手下達と2人の取っ組み合いが始まった。
だが、いくら2人が柔道で鍛えても、人数では負けているから徐々に追いつめられていく。
(早く来て、このままでは守れない!)大事な証拠を海に棄てられる訳には行かないから必死に戦っている。

 そこに「手伝わせて!」小華が飛び込んだ。
「小華、あなたも警察なの?」
「そうよ。ただし、中国のね」
「ありがとう、期待するわよ」小華が助っ人に加わり、五分五分の戦いになった。

 「何やっているのよ。早く運ぶのよ!」沙羅の声が響いていくが「警察だ、そのまま動くな!」警官が建物になだれ込んできた。
「証拠品よ。密輸の証拠品なのよ!」その声に「糸川、陣内。生きていたのか!」聞き覚えのある声が聞こえる。
「助かった。これで助かった…」その場に座り込む2人だった。

 こうして、人工島の密入国や女性虐待、麻薬、人身売買等の悪事が暴かれ事件が解決した。
事件が解決した事で、捜査本部も解散し良子と貴子も普段の生活の戻っている。
それには「これでうまくいったわね」「そうだ、こっちの儲けも振るしな」白石と悦子は笑顔になっていた。

 「いつから、再開しようか?」
「そうだな、日曜日あたりから始めるか」再び白石達が動き出した。
そんな事など知るよしもない良子に手紙が届けられ、それを読むなり「そんな、今更何よ!」泣き出してしまった。

 手紙の主は白石で、内容は呼び出しだ。
「行くしかないわ。写真がある限り…」泣きながら同封された写真を破っている。
そして、仕事を終えると悦子のエステ店へと向かうが、店では悦子が笑顔で支配人室に連れて行く。

 「久しぶりだな。また素っ裸を見せてくれないか?」白石だけでなく、鈴木や岡林もいた。
「もう、セックスは許して下さい。言う通りにライバルを消しましたし…」泣きながら頼み込んだ。
「生憎、それとこれとは別でね。イヤなら、これを売るだけだよ」写真をちらつかせている。
「わかりました。脱ぎます」泣きながら服を次々と脱いで、全裸になった。

 「良子、大部生えたな。またやってやろうか?」2センチ程度に伸びた絨毛が引っ張られた。
「ヒ~。引っ張らないで、痛いです」
「痛いのはわかった。剃りたいだろう?」
「許して下さい。ヘアはこのままにさせて下さい」

 「何だ、剃ってやろうと思ったのに。まあ、オ○ンコできるから我慢するか」その言葉通りに良子は寝かされ、淫裂に肉竿が押し込まれていく。
「う、う、う!」嗚咽を上げるが容赦なくピストンしている。
「気持ちいいぞ。久しぶりに良子とやるんだからな!」満足そうに、乳房を握りしめたまま腰を振って、淫裂の中で噴射した。

 良子は3人からの噴射で、淫裂からはネバネバした液体が流れている。
「飲めよ、ガキは欲しくないだろう?」
「はい、妊娠したくはありません」
「俺もそうなんだ。子供を売るような事はしたくないしな」恩着せがましく薬を飲ませた。

 「ところで、1週間程休暇を取ってくれないか」
「そんなに長くですか?」
「そうだ。嘘を並べてでも取れ!」
「わかりました…」渋々承知して淫裂を拭くと「久しぶりだからエステしてったら」悦子が言い出す。
「そうだな、綺麗にして置いた方がいいしな。やってこい!」仕方なしに、タオルを巻き付けてエステ室に入った。

 そこで、エステを受け、支配人室に戻ると貴子が全裸になっていた。
「見ないで、お願いです!」見られたくないのかうずくまった。
「今更恥ずかしがるなよ。何なら良子も素っ裸にしてやるぞ」笑いながら、良子が巻き付けたタオルの結び目を解いた。

 「見ろよ。お前と同じく伸びてるぞ」絨毛を撫でた。
「やめて下さい、見られています」
「何だ、良子も恥ずかしいのか、貴子、今度はお前のオ○ンコ毛を見せるんだ!」貴子は嫌々ながら立ち上がり、股間から手を退けた。

 「見ろよ、同じくらいだろう?」貴子の絨毛を引っ張った。
「鈴木、毛はいいから、俺にやらせろよ」白石が貴子の背中から抱きつく。
「見えるか。オ○ンコしているのが?」それには良子は黙ったままだ。

 「答えるんだよ。蛇島と同じく、焼き印されたいのか?」それには、間を入れず「見えます、入っているのが見えます」と言う。
「それじゃ、なんだかわからないな。わかりやすく、解説しながら言うんだ。アナウンサーになったつもりで!」

 「貴子さんのオ○ンコに、チンポが入りました。オッパイも揉まれ、チンポが動いています…」
「言わないで、お願い言わないで!」貴子は首を振り泣き声を上げた。
(ご免なさい。こうしないと私にお仕置きが…)心で謝りながら「オ○ンコからお汁が流れています…射精です。射精されました…」言い続けた。
こうして、貴子も3人から淫裂の中に射精されて薬を飲まされた。

 それから数日後、2人は長期休暇を取って、白石達と一緒に出かけた。
行き先は瀬戸内海にある島だ。
島と言っても個人が所有する島で、そんなに大きくはないが、宿泊施設はしっかり整っている。

 新幹線と専用のクルーザーを使って島に着いた。
「いいか、ここからは逃げられないからな。知ってると思うが潮の流れが速いし、最近、人食い鮫がでるんだ。テレビで知っているよな?」

 「知っています。どういう訳か、出没するのを」
「わかってればいい。逃げたら写真もあるしな」笑いながら言うが(そうよ、ここからは逃げられないわ。言うとおりにするしかないんだ)項垂れて聞いている。

 クルーザーから降りて、3分程歩くと島とは釣り合いが取れない立派な建物がある。
その中に入ると「脱げ、今日からは素っ裸だ!」言われる。
「わかりました…」項垂れて玄関先で服を脱ぎだし、全裸になると脱いだ服を手に持って建物に入った。

 建物に入り、奥を目指すと同じように全裸の女性が6人程おり、皆が今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「驚いたか、仲間がいたろう。もっといるんだぞ」階段を上がって2階に上がると、そこにも全裸の女性がいた。
その女性を見るなり「そんな、どうしてよ!」2人は声を上げてしまった。

 2人が見た女性の尻には、「奴」という漢字を丸で囲んだ焼き印が押されていた。
「驚いたか、驚くのはまだ早いぞ」笑う白石だ。
(何よ、何があったのよ!)震える2人は寒くて震えているのではなかった。
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