「淫らな病院」第1話 赴任
登場人物
朝倉未姫:内科女医 松岡健二:事務長
〃 朋美:未姫の妹、研修医 栗林裕太:院長
飯田直子:看護婦長 〃真紀子:栗林の妻
宮下淳子:内科女医 鈴木里奈:婦人科女医
内藤拓也:内科長 松下典子:看護婦
桜井昌美: 〃
佐藤俊平:診療所の医師 遠藤達夫:理事
榊原泰三:資産家 〃 崇子:遠藤の妻
〃 緒里:泰三の妻
第1話 赴任
田舎の町には似つかない、大きな病院の受付に、若い女性が現れた。
「お忙しい所、申し訳ありませんが、事務長の松岡さんにお会いしたいのですが…」事務長に会いたいという言葉に「申し訳ありませんが、どちら様で?」事務員も怪訝な顔をした。
「朝倉未姫と申します。片岡教授の紹介で伺いました」
その言葉で、事務員も「少しお待ち下さい。直ぐ連絡を取ります」態度も変わり、言葉使いも丁寧になっている。
未姫は言われるまま、ソファーに腰を降ろし、待っていると「お待たせしました。私が松岡です!」男性が現れた。
「朝倉未姫と申します。片岡教授から、ここを紹介されまして…」
「存じてます。ここでは何ですから…」松岡は未姫を連れて事務長室へと向かった。
ドアを開けて、中に入るとソファーが向き合うように置かれている。
未姫は松岡に言われて座ったが、スカートの裾が気になった。
(ズボンにすればよかった。これじゃ、見えてしまうかも…)ミニスカートだから、裾がまくれ上がり、パンティが見えそうで、両手で股間をしっかりと押さえた。
そんな未姫に「おいで頂き、助かりました。何せ、医師不足でしてね」コーヒーを入れて、置くと向き合うように座った。
「頂きます」股間から手を退けてコーヒーを掴むと、松岡の目には未姫の股間を覆う、白い布が見えた。
(白か。もっと色気があればいいのに…)食い入るように眺めている。
(パンティを見られている…)松岡の視線に気づき、カップを置くとまた手で股間を覆うと(何だ、気づいたのか。もっと見たかったのに…)残念に思いながらも、色々と尋ねた。
松岡は未姫に、一通り質問してから「前金で3ヶ月欲しいとそうですね?」尋ねた。
「はい。妹の授業料支払い期限が迫ってまして…」
「妹さんがいるんですか?」
「はい、私と同じ大学に通ってます…」
「そうでしたか。妹さんは医者の卵ですか。それでしたら、ぜひ内で働いて、貰いたいですね」
「それでしたら、この件は…」
「勿論、承知しましょう。但し、院長の許可が必要ですが…」
「院長さんの許可ですか?」
「はい。これから院長に会いに行きましょう!」松岡に言われるまま、一緒に院長室に向かった。
「院長。この前お話しした、女医さんですよ」
「朝倉未姫と申します」未姫は頭を下げた。
「何も、そんなに堅くならなくていいよ。私は院長の栗林だ…」栗林は自己紹介をしながら話していく。
それを聞いていたが「院長、それよりも、この件ですが…」松岡は未姫からの要望書を見せた。
「何か、事情があるみたいだね」
「妹さんの授業料です。同じ大学だそうでして…」
「そうか、医者の卵か。それならいいだろう」栗林は未姫の頼みを受け入れた。
「助かりました。かなりの高額でして…」
「そう言われると嬉しいな。仕事は、明日からでも大丈夫だろう?」
「構いませんが、まだ、住む所も決まってませんし…」
「それだったら、心配ないよ。独身者用の寮もあるから」
「そこに、住んでもいいんですか?」
「構わないよ。希望すればの話しだが…」
「そこに住まわせて下さい。できるだけ、節約したいんです」
「今時、寮がいいなんて珍しいね。それなら、後で私が案内します。それよりも病院の中を知って貰わないと。内藤君を紹介しよう!」今度は、栗林によって病院内を案内され、説明を聞きながら内科長の内藤に紹介された。
「内藤拓也です」そう名乗り、未姫も同じように「朝倉未姫です」と名乗る。
「内藤君、明日から一緒に頼むよ」
「わかりました。明日からは当面の間、助手をして貰うよ」
「よろしく、お願いします」未姫は内藤に頭を深々と下げた。
病院内を一回りすると、松岡が「住まいの方ですが、事務の伊藤に案内させます」女性を呼び「伊藤君、新しい先生だ。寮まで頼むよ」女性に頼んだ。
「わかりました。案内します」伊藤と言われた女性は、未姫と一緒に病院から出た。
「そう言えば、先生の名前を、お聞きしてませんよね?」
「ご免なさい。朝倉未姫といいます」
「朝倉未姫か、言い名前ね。私は伊藤香奈よ。よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします。所で、ここから遠いですか?」
「もうすぐよ。ほら、あの白い建物がそうなの」
「何だ。そんなに離れてないのね」
「そうです。ですから、急患の時は招集が掛けられます。覚悟して下さいね」香奈は話しながら、建物の中に入った。
「この寮は、看護婦さんと一緒なの」確かに、建物の中には女性特有の雰囲気が漂っている。
「先生は2階です。ここから行きます」
「エレベーターもあるんだ!」
「あるわよ。5階まであるのよ」笑顔で話す香奈だ。
そして、2階でエレベーターを降り、歩いて行くと「ここです。ここがそうなの」鍵を外してドアを開けた。
「少し、湿っぽいわね。後は先生がして下さいね」窓を開けて空気を入れ換えて「一応、最低限はあるけど、残りは自分で整えて下さい」
未姫は「これだけあれば、充分よ」部屋の中を調べながら言う。
「それじゃ、戻りましょうか。後はお願いしますね」香奈は鍵を未姫に渡し、2人が部屋から出ると「あら、香奈さんじゃないのよ!」声が掛けられた。
「典子さん、これからなの?」
「そうなの、今夜は夜勤よ。それより、そちらは、どなた?」
「新しい先生よ。朝倉未姫さんというの」香奈が言うと「朝倉未姫です。これからは、よろしくお願いします」未姫も挨拶する。
「未姫さんか…。私は松下典子と言うの。よろしくね!」挨拶を済ませると、未姫と香奈は病院へと戻っていく。
途中で「未姫さん。あの人は、変な趣味があるから注意してね」香奈が言う。
「変な趣味って、どんな風に?」
「あの人、女趣味なの…」
「それって、レズじゃないの?」
「そうなの。部屋に連れ込んで、裸にしちゃうのよ」
「そんな、裸にだなんて…」
「本当よ。私も、イヤだったけど、逆らえないから…」泣き出しそうな声で話し出す。
「どんな事されたの?」
「あそこを、なめるのよ。それに、オッパイも…」
「それだけなの?」
「もっとよ。一晩、恥ずかしい事されたの。でも、指でするだけだから、そんなに痛くはなかった…」
「膣に、指を入れられたの?」
「そうなの。思い出しただけでも、恥ずかしい」香奈はそれだけ言うと黙り込む。
(噂には聞いていたけど、本当に、レズがいるんだ…)未姫も黙り込んだまま、歩いて行く。
病院に戻ると「朝倉先生、これに、記入して下さい」用紙が渡され、それを見てから名前を記入していく。
「朝倉先生。例の件ですが、振り込みましたよ。ATMで確認して下さい」
「お世話掛けまして、申し訳ありません!」頭を下げて、ロビーにあるATMを操作していく。
(間違いなく、振り込まれている。これで授業料も払える…)未姫はメモを片手に振り込んでいく。
「これで、ホッとした!」未姫が安心すると「今日は、ここまででいいです。明日は、8時までに来てくださいよ。ロッカーも用意しておきましたし」
「申し訳ありません。お言葉に甘えまして…」頭を下げて病院から出た。
病院を出ると、真っ直ぐ商店街に入り、必要な物を買い込み、寮へと戻った。
戻ると、バックを開けて、クローゼットに仕舞い込む。
「これも、仕舞わないと」買い込んだ下着も一緒に仕舞い込み、夕食の準備を始めた。
そして、夜になり、ベッドで横になると、女性の泣き声らしいのが聞こえてくる。
「何かしら?」耳をすますと「そこ…。もっと指で…。行くわ、行きそう…」喘ぎ声が聞こえてきた。
「もしかして、香奈さんが言っていたレズでは…」興味が沸くと、もっと聞こえるように、壁に耳を押し付けた。
「指でするけど、いいわよね?」そう言うと「あ、あ、あ~!」声が上がり(間違いないわ。性器に指を入れている…)未姫の股間が、急に熱くなっていく。
そんな事などお構いなしに「いいわ…。凄く気持ちいい…。オチンチンより感じる…」
声を上げ続けた。
(こんなのを聞かされたら、私だって、おかしくなっちゃう…)未姫の手がパンティに入り込み、割れ目に沿って指が動きだす。
(気持ちいい。久しぶりのオナニーだし…)指の動き出すと、空いた手がブラジャーを捲り上げ、乳房を揉み出した。
「噛んで…オッパイ噛んで…。いいわ、凄くいい…」前にも増して声が大きくなっている。
(噛まれて、痛くないのかしら?)未姫も乳首を摘んで潰した。
(気持ちいい。これくらいなら、気持ちいい…)初めて乳首を潰し、快感を知った。
(私も気持ちいい…。膣がヌルヌルになっている…)未姫の指が濡れている。
(行きたい、このまま行きたい…)快感に酔った未姫はベッドへ横になると、パンティ、ブラジャーも脱いで乳首と淫裂を触りだした。
未姫が壁から聞こえる声に合わせて、指を動かし続けると、淫裂から液体が漏れ出ていく。
(お汁が漏れていく…)まだ、男を知らない未姫でも、指に淫裂が反応している。
それでも、指を動かし続けると「行く、行く~!」悲鳴に近い声が聞こえた。
(行ったんだ。私も行かないと…)動きを速めて(行くわ、行く~!)バッタリ動きを停めた。
暫く休んでから、淫裂を拭き取るが「隣は誰かしら。それに相手は…」気になった。
翌朝、未姫は松岡から言われた通りに、8時前に出勤して着替えを済ませ、内藤の元へと向かうが、内藤はまだ来てない。
それでも「おはようございます」居合わせた看護婦に挨拶すると「新人ね。年はいくつなの?」尋ねられる。
「26になったばかりでして…」
「美しさと、スタイル良さが羨ましいわ」白衣の上から触られる。
「そんな、美しいだなんて…」逃げようとしても、触った手は離れない。
(やめて。私には、そんな趣味はないのよ!)振り払う事もできずにいると「新人が入ったんですってね!」女性の声が聞こえた。
その声に、手が退けられ、同時に声の主が現れて「あら、以外に綺麗じゃないの。名前は?」未姫を見つめる。
「朝倉未姫と申します…」
「未姫さんか。私は宮下淳子と言うの。よろしくね。で、住まいは?」
「近くの寮に住んでますが…」
「何だ。一緒なんだ。どの辺なの?」
「2階です。エレベーターを出て3部屋目です…」
「驚いたわ。私の隣じゃないのよ。4部屋目が私なのよ」
「そうでしたか。これからもよろしくお願いします」頭を下げ、挨拶するが(昨日の声は淳子さんだったんだ。相手は誰かしら?)急に思い出し、思案していく。
そこに「来たか。これから紹介するから行こう!」内藤は、現れるなり未姫を連れて歩き出すと、ナースステーションが目に入った。
(ここでも挨拶するんだ…)緊張しながら、中に入ると看護婦達が並んでいる。
「婦長、新人を紹介するよ!」内藤に言われ「朝倉未姫です。何もわかりませんが…」挨拶していくとヒソヒソ話されていく。
それが済むと「婦長の飯田直子です。よろしくね」こうして、挨拶が済むと、内藤の指示で診察を始めた。
診察は5時で終わり、患者もいなくなって、静かになっている。
「初めての感想はどうだ?」
「神経が疲れました…」
「無理もない。俺だってそうだったし…」内藤と話していると「新人さん、一緒に帰らない?」淳子が声を掛けてくる。
「そうですね。同じ所ですからね」
「そうよ、今夜は歓迎会もしないと」腕を掴んで、診察室から出ていくと直子とすれ違った。
「いいな、お帰りですか?」
「そうよ、直子さんは夜勤なの?」
「そうなの。来週なら、夜勤がないからいいけど…」
「その時は、改めて!」「期待してるわ」淳子と直子は、意味不明な事をいいながら話していた。
それが済むと「行こう」また腕を掴まれてロッカー室に入った。
未姫は白衣を脱いでいくが、淳子は横目で見ながら脱いでいく。
(イヤだわ。脱ぐのを見るなんて…)視線を感じながらも、下着姿になった。
「あら、大人しいのね。もっと、いいのを着てるのかと思ったのに…」残念そうな顔をして、未姫のブラジャーの上から、乳房を撫で出す。
それには「こんなのしか、持ち合わせが無くて…」淳子の手を押さえて言う。
「それだったら、今度の休みに行きましょう。いい店知ってるから」別な手がパンティの中に入り込み「そ、そこはだめ!」慌てて、その手も押さえた。
「そうね、今はダメよね。いずれ、そのうちに…」素直に手を引いた。
(よかった。見られたら、噂になるし…)急いで私服を着だすと、淳子は下着姿になった。
(オッパイが見えそうだ。それに、お尻や性器も…)淳子の下着は、乳房が今にも飛びだしそうで、パンティも大事な部分を、やっと隠す代物だ。
(淳子さん、ヘアはどうしてるのかしら。あれだったら、見えるはずだけど…)下着姿を見つめているが、平然と私服になっていく。
「終わったわ、行こうか!」着替えを済ますと、2人は寮へと向かった。
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朝倉未姫:内科女医 松岡健二:事務長
〃 朋美:未姫の妹、研修医 栗林裕太:院長
飯田直子:看護婦長 〃真紀子:栗林の妻
宮下淳子:内科女医 鈴木里奈:婦人科女医
内藤拓也:内科長 松下典子:看護婦
桜井昌美: 〃
佐藤俊平:診療所の医師 遠藤達夫:理事
榊原泰三:資産家 〃 崇子:遠藤の妻
〃 緒里:泰三の妻
第1話 赴任
田舎の町には似つかない、大きな病院の受付に、若い女性が現れた。
「お忙しい所、申し訳ありませんが、事務長の松岡さんにお会いしたいのですが…」事務長に会いたいという言葉に「申し訳ありませんが、どちら様で?」事務員も怪訝な顔をした。
「朝倉未姫と申します。片岡教授の紹介で伺いました」
その言葉で、事務員も「少しお待ち下さい。直ぐ連絡を取ります」態度も変わり、言葉使いも丁寧になっている。
未姫は言われるまま、ソファーに腰を降ろし、待っていると「お待たせしました。私が松岡です!」男性が現れた。
「朝倉未姫と申します。片岡教授から、ここを紹介されまして…」
「存じてます。ここでは何ですから…」松岡は未姫を連れて事務長室へと向かった。
ドアを開けて、中に入るとソファーが向き合うように置かれている。
未姫は松岡に言われて座ったが、スカートの裾が気になった。
(ズボンにすればよかった。これじゃ、見えてしまうかも…)ミニスカートだから、裾がまくれ上がり、パンティが見えそうで、両手で股間をしっかりと押さえた。
そんな未姫に「おいで頂き、助かりました。何せ、医師不足でしてね」コーヒーを入れて、置くと向き合うように座った。
「頂きます」股間から手を退けてコーヒーを掴むと、松岡の目には未姫の股間を覆う、白い布が見えた。
(白か。もっと色気があればいいのに…)食い入るように眺めている。
(パンティを見られている…)松岡の視線に気づき、カップを置くとまた手で股間を覆うと(何だ、気づいたのか。もっと見たかったのに…)残念に思いながらも、色々と尋ねた。
松岡は未姫に、一通り質問してから「前金で3ヶ月欲しいとそうですね?」尋ねた。
「はい。妹の授業料支払い期限が迫ってまして…」
「妹さんがいるんですか?」
「はい、私と同じ大学に通ってます…」
「そうでしたか。妹さんは医者の卵ですか。それでしたら、ぜひ内で働いて、貰いたいですね」
「それでしたら、この件は…」
「勿論、承知しましょう。但し、院長の許可が必要ですが…」
「院長さんの許可ですか?」
「はい。これから院長に会いに行きましょう!」松岡に言われるまま、一緒に院長室に向かった。
「院長。この前お話しした、女医さんですよ」
「朝倉未姫と申します」未姫は頭を下げた。
「何も、そんなに堅くならなくていいよ。私は院長の栗林だ…」栗林は自己紹介をしながら話していく。
それを聞いていたが「院長、それよりも、この件ですが…」松岡は未姫からの要望書を見せた。
「何か、事情があるみたいだね」
「妹さんの授業料です。同じ大学だそうでして…」
「そうか、医者の卵か。それならいいだろう」栗林は未姫の頼みを受け入れた。
「助かりました。かなりの高額でして…」
「そう言われると嬉しいな。仕事は、明日からでも大丈夫だろう?」
「構いませんが、まだ、住む所も決まってませんし…」
「それだったら、心配ないよ。独身者用の寮もあるから」
「そこに、住んでもいいんですか?」
「構わないよ。希望すればの話しだが…」
「そこに住まわせて下さい。できるだけ、節約したいんです」
「今時、寮がいいなんて珍しいね。それなら、後で私が案内します。それよりも病院の中を知って貰わないと。内藤君を紹介しよう!」今度は、栗林によって病院内を案内され、説明を聞きながら内科長の内藤に紹介された。
「内藤拓也です」そう名乗り、未姫も同じように「朝倉未姫です」と名乗る。
「内藤君、明日から一緒に頼むよ」
「わかりました。明日からは当面の間、助手をして貰うよ」
「よろしく、お願いします」未姫は内藤に頭を深々と下げた。
病院内を一回りすると、松岡が「住まいの方ですが、事務の伊藤に案内させます」女性を呼び「伊藤君、新しい先生だ。寮まで頼むよ」女性に頼んだ。
「わかりました。案内します」伊藤と言われた女性は、未姫と一緒に病院から出た。
「そう言えば、先生の名前を、お聞きしてませんよね?」
「ご免なさい。朝倉未姫といいます」
「朝倉未姫か、言い名前ね。私は伊藤香奈よ。よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします。所で、ここから遠いですか?」
「もうすぐよ。ほら、あの白い建物がそうなの」
「何だ。そんなに離れてないのね」
「そうです。ですから、急患の時は招集が掛けられます。覚悟して下さいね」香奈は話しながら、建物の中に入った。
「この寮は、看護婦さんと一緒なの」確かに、建物の中には女性特有の雰囲気が漂っている。
「先生は2階です。ここから行きます」
「エレベーターもあるんだ!」
「あるわよ。5階まであるのよ」笑顔で話す香奈だ。
そして、2階でエレベーターを降り、歩いて行くと「ここです。ここがそうなの」鍵を外してドアを開けた。
「少し、湿っぽいわね。後は先生がして下さいね」窓を開けて空気を入れ換えて「一応、最低限はあるけど、残りは自分で整えて下さい」
未姫は「これだけあれば、充分よ」部屋の中を調べながら言う。
「それじゃ、戻りましょうか。後はお願いしますね」香奈は鍵を未姫に渡し、2人が部屋から出ると「あら、香奈さんじゃないのよ!」声が掛けられた。
「典子さん、これからなの?」
「そうなの、今夜は夜勤よ。それより、そちらは、どなた?」
「新しい先生よ。朝倉未姫さんというの」香奈が言うと「朝倉未姫です。これからは、よろしくお願いします」未姫も挨拶する。
「未姫さんか…。私は松下典子と言うの。よろしくね!」挨拶を済ませると、未姫と香奈は病院へと戻っていく。
途中で「未姫さん。あの人は、変な趣味があるから注意してね」香奈が言う。
「変な趣味って、どんな風に?」
「あの人、女趣味なの…」
「それって、レズじゃないの?」
「そうなの。部屋に連れ込んで、裸にしちゃうのよ」
「そんな、裸にだなんて…」
「本当よ。私も、イヤだったけど、逆らえないから…」泣き出しそうな声で話し出す。
「どんな事されたの?」
「あそこを、なめるのよ。それに、オッパイも…」
「それだけなの?」
「もっとよ。一晩、恥ずかしい事されたの。でも、指でするだけだから、そんなに痛くはなかった…」
「膣に、指を入れられたの?」
「そうなの。思い出しただけでも、恥ずかしい」香奈はそれだけ言うと黙り込む。
(噂には聞いていたけど、本当に、レズがいるんだ…)未姫も黙り込んだまま、歩いて行く。
病院に戻ると「朝倉先生、これに、記入して下さい」用紙が渡され、それを見てから名前を記入していく。
「朝倉先生。例の件ですが、振り込みましたよ。ATMで確認して下さい」
「お世話掛けまして、申し訳ありません!」頭を下げて、ロビーにあるATMを操作していく。
(間違いなく、振り込まれている。これで授業料も払える…)未姫はメモを片手に振り込んでいく。
「これで、ホッとした!」未姫が安心すると「今日は、ここまででいいです。明日は、8時までに来てくださいよ。ロッカーも用意しておきましたし」
「申し訳ありません。お言葉に甘えまして…」頭を下げて病院から出た。
病院を出ると、真っ直ぐ商店街に入り、必要な物を買い込み、寮へと戻った。
戻ると、バックを開けて、クローゼットに仕舞い込む。
「これも、仕舞わないと」買い込んだ下着も一緒に仕舞い込み、夕食の準備を始めた。
そして、夜になり、ベッドで横になると、女性の泣き声らしいのが聞こえてくる。
「何かしら?」耳をすますと「そこ…。もっと指で…。行くわ、行きそう…」喘ぎ声が聞こえてきた。
「もしかして、香奈さんが言っていたレズでは…」興味が沸くと、もっと聞こえるように、壁に耳を押し付けた。
「指でするけど、いいわよね?」そう言うと「あ、あ、あ~!」声が上がり(間違いないわ。性器に指を入れている…)未姫の股間が、急に熱くなっていく。
そんな事などお構いなしに「いいわ…。凄く気持ちいい…。オチンチンより感じる…」
声を上げ続けた。
(こんなのを聞かされたら、私だって、おかしくなっちゃう…)未姫の手がパンティに入り込み、割れ目に沿って指が動きだす。
(気持ちいい。久しぶりのオナニーだし…)指の動き出すと、空いた手がブラジャーを捲り上げ、乳房を揉み出した。
「噛んで…オッパイ噛んで…。いいわ、凄くいい…」前にも増して声が大きくなっている。
(噛まれて、痛くないのかしら?)未姫も乳首を摘んで潰した。
(気持ちいい。これくらいなら、気持ちいい…)初めて乳首を潰し、快感を知った。
(私も気持ちいい…。膣がヌルヌルになっている…)未姫の指が濡れている。
(行きたい、このまま行きたい…)快感に酔った未姫はベッドへ横になると、パンティ、ブラジャーも脱いで乳首と淫裂を触りだした。
未姫が壁から聞こえる声に合わせて、指を動かし続けると、淫裂から液体が漏れ出ていく。
(お汁が漏れていく…)まだ、男を知らない未姫でも、指に淫裂が反応している。
それでも、指を動かし続けると「行く、行く~!」悲鳴に近い声が聞こえた。
(行ったんだ。私も行かないと…)動きを速めて(行くわ、行く~!)バッタリ動きを停めた。
暫く休んでから、淫裂を拭き取るが「隣は誰かしら。それに相手は…」気になった。
翌朝、未姫は松岡から言われた通りに、8時前に出勤して着替えを済ませ、内藤の元へと向かうが、内藤はまだ来てない。
それでも「おはようございます」居合わせた看護婦に挨拶すると「新人ね。年はいくつなの?」尋ねられる。
「26になったばかりでして…」
「美しさと、スタイル良さが羨ましいわ」白衣の上から触られる。
「そんな、美しいだなんて…」逃げようとしても、触った手は離れない。
(やめて。私には、そんな趣味はないのよ!)振り払う事もできずにいると「新人が入ったんですってね!」女性の声が聞こえた。
その声に、手が退けられ、同時に声の主が現れて「あら、以外に綺麗じゃないの。名前は?」未姫を見つめる。
「朝倉未姫と申します…」
「未姫さんか。私は宮下淳子と言うの。よろしくね。で、住まいは?」
「近くの寮に住んでますが…」
「何だ。一緒なんだ。どの辺なの?」
「2階です。エレベーターを出て3部屋目です…」
「驚いたわ。私の隣じゃないのよ。4部屋目が私なのよ」
「そうでしたか。これからもよろしくお願いします」頭を下げ、挨拶するが(昨日の声は淳子さんだったんだ。相手は誰かしら?)急に思い出し、思案していく。
そこに「来たか。これから紹介するから行こう!」内藤は、現れるなり未姫を連れて歩き出すと、ナースステーションが目に入った。
(ここでも挨拶するんだ…)緊張しながら、中に入ると看護婦達が並んでいる。
「婦長、新人を紹介するよ!」内藤に言われ「朝倉未姫です。何もわかりませんが…」挨拶していくとヒソヒソ話されていく。
それが済むと「婦長の飯田直子です。よろしくね」こうして、挨拶が済むと、内藤の指示で診察を始めた。
診察は5時で終わり、患者もいなくなって、静かになっている。
「初めての感想はどうだ?」
「神経が疲れました…」
「無理もない。俺だってそうだったし…」内藤と話していると「新人さん、一緒に帰らない?」淳子が声を掛けてくる。
「そうですね。同じ所ですからね」
「そうよ、今夜は歓迎会もしないと」腕を掴んで、診察室から出ていくと直子とすれ違った。
「いいな、お帰りですか?」
「そうよ、直子さんは夜勤なの?」
「そうなの。来週なら、夜勤がないからいいけど…」
「その時は、改めて!」「期待してるわ」淳子と直子は、意味不明な事をいいながら話していた。
それが済むと「行こう」また腕を掴まれてロッカー室に入った。
未姫は白衣を脱いでいくが、淳子は横目で見ながら脱いでいく。
(イヤだわ。脱ぐのを見るなんて…)視線を感じながらも、下着姿になった。
「あら、大人しいのね。もっと、いいのを着てるのかと思ったのに…」残念そうな顔をして、未姫のブラジャーの上から、乳房を撫で出す。
それには「こんなのしか、持ち合わせが無くて…」淳子の手を押さえて言う。
「それだったら、今度の休みに行きましょう。いい店知ってるから」別な手がパンティの中に入り込み「そ、そこはだめ!」慌てて、その手も押さえた。
「そうね、今はダメよね。いずれ、そのうちに…」素直に手を引いた。
(よかった。見られたら、噂になるし…)急いで私服を着だすと、淳子は下着姿になった。
(オッパイが見えそうだ。それに、お尻や性器も…)淳子の下着は、乳房が今にも飛びだしそうで、パンティも大事な部分を、やっと隠す代物だ。
(淳子さん、ヘアはどうしてるのかしら。あれだったら、見えるはずだけど…)下着姿を見つめているが、平然と私服になっていく。
「終わったわ、行こうか!」着替えを済ますと、2人は寮へと向かった。

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